映画『殺し屋プロット』(2023年、マイケル・キートン監督)を観た。
博士号を持つ凄腕の殺し屋ジョン・ノックス(マイケル・キートン)が、急速に記憶が失われる病に侵され引退を決意する中、疎遠だった息子のマイルズ(ジェームズ・マーデン)が現れ、マイルズが犯した殺人の罪を隠蔽してほしいと懇願され、記憶が消えゆく中で人生最後の完全犯罪に挑む。
製作・監督・主演をマイケル・キートンが務めている。記憶が無くなる主人公がノワールとしては「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」を思い起こす。マイケル・キートンの出演作って「バットマン」とか「ガン・ホー」しか思い浮かばなかったが、歳を重ねてめちゃ哀愁のある役者になっていた。車の写真を見て言葉が出てこない。乗ってきた車を間違える。レストランで同じ注文を繰り返す行動がリアルで身につまされた。最後は現代通りノックスは逃げ切れるが、果たしてそれはハッピーなのか。バッドなのか。観終わってじんわりと余韻が残る作品だった。
