
映像ソフトで『襲(や)られた女』(1981年、高橋伴明監督)を観た。

チンピラのひろし(山路和弘)と中年男のぜんさん(下元史朗)は「何でも屋」だ。家出少女を捜したり、時にはポン引き、時には熟女(杉佳代子)の夜のお相手。そして、仕事が終わると決まってミミ(忍海よしこ)のいる飲み屋で一杯。そんな、ひろしを愛しく見つめるミミ。そこには不思議な三角関係があった。ある夜、公園で男2人が人生を語りあう「まだ人生やり直せる…。」そんな折、ひろしが大きなヤマを持ち込むが…。
高橋伴明版『冒険者たち』。
ロマンポルノの向こうを張るブロマンスポルノ。アメリカン・ニューシネマの匂いも感じる。
冒頭、ひろしとぜんさんに襲われる男を当時、助監督だった周防正行監督が演じていたり飲み屋の客の会話で、井筒和幸監督いじりがあったりと内輪ノリが可笑しい。ただ、ミミが嘆くように女が入れない男のナルシズムとロマンチシズムが展開していくのが評価の別れるところ。三人それぞれの思いをカメラのカットで表現したりラストの「うぬぼれワルツ」が流れる中でのひろしとぜんさんのダンスは感傷を誘う名場面だった。
#ブレイク前の名もなき映画史
— もりもり (@morimori206) January 15, 2026
「襲られた女」
ただのピンク映画と思うなかれ
主演ふたりが山路和弘と下元史朗、監督が高橋伴明、さらに助監督として周防正行(本編にも出演)がいる pic.twitter.com/nbG26LxMgT
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