配信サイトで映画『ヴィデオドローム』(1983年、デヴィッド・クローネンバーグ監督)を観た。
暴力的で過激なポルノを売りとするテレビ局『CIVIC-TV』の社長・マックス・レン(ジェームズ・ウッズ)。ある日、彼は拷問や殺人シーンなどのサディスティックな映像を果てしなく繰り返す「ヴィデオドローム」という番組の存在を知る。興味を持ったマックスは、番組の出所を探ろうとするが…。
憎悪は感染する。
クローネンバーグ版『リング』。
メディアを通じて憎悪や暴力が跋扈し陰謀論的世界が展開していく様子は現代を予言している。艶めかしく動くビデオテープや身体に出現する女性器。クローネンバーグは時代を問わず観客を挑発し続けている。狂っているのは時代か俺か。

