こんなん観ましたけど。

帰ってきました!

『予兆 散歩する侵略者』。

予兆 散歩する侵略者 劇場版 [DVD]

 配信サイトで映画『予兆 散歩する侵略者』(2017年、黒沢清監督)を観た。

 クリーニング工場で働いている山際悦子(夏帆)は、同僚のみゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。同居の父親を認識できずに幽霊だと怯えるみゆき。病院では「家族」の〔概念〕が欠落していると診断された。病院内で悦子は、臨床工学技師として勤務する夫・辰雄(染谷将太)から新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)を紹介されるが、真壁のただならぬ雰囲気に、直感的に人間ではない「異物」だと感じ取る…。

 本作は映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマとしてWOWOWで放送されたエピソードを再編集して劇場で公開された。日常から徐々に逸脱していくのが黒沢清監督らしい。不穏と不安がハーモニーとなって映画を侵略していく。原作が舞台劇なので「概念」の奪い方が演劇っぽくて一歩違えばごっこ遊びになりそうなのを俳優の演技力や演出でカバーしている。様々な地球人の概念を奪っていた東出昌大演じる宇宙人が、夫婦の「愛」は奪えなかったと、いうのはその後の彼の人生を考えるとかなり皮肉めいていた。


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