映像ソフトで映画『110番街交差点』(1972年、バリー・シアー監督)を観た。
複数のマフィアが利権を巡って対立するニューヨークのハーレムで、イタリア系マフィアの資金洗浄用の私設銀行を黒人グループが襲って現金を強奪。報復のためマフィアが血眼になって犯人を捜す一方、警察はマフィアに殺される前に犯人を逮捕すべく、大卒のエリート黒人警部ポープ(ヤフェット・コットー)を捜査主任に任命する。だが、人種差別的な考えを持つベテラン警部マテリ(アンソニー・クイン)はポープへの敵意を隠さず、ポープもマテリに対して嫌悪感を示す。
石井隆の映画みたいなラスト。生まれながらの悪人なんていない。そこに差別と貧困があるからだ。ブラックスプロイテーション映画に留まらないアメリカ社会における黒人達の憤怒の声が聞こえる作品だ。
![110番街交差点 [DVD]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/aaganlisou/20260706/20260706171323.jpg)