配信サイトで映画『ケイコ 目を澄ませて』(2022年、三宅唱監督)を観た。
2020年、東京。主人公の小河ケイコ(岸井ゆきの)は、先天性の聴覚障害を持ちながらも、下町のボクシングジムに通うプロボクサーである。デビュー戦から第2戦まで勝利を収めるものの、母の喜代実(中島ひろ子)からは「いつまで続ける気?」と問われる。ケイコ自身も、ボクシングを続けるかどうかの葛藤に悩まされている。ジムの休会を願う手紙を書いたものの、ジムの会長に出すこともできずにいる。そんなある日、ケイコはジムが閉鎖されると知り、次第に心が揺れ始める…。
聴覚障害者で女性ボクサーの小笠原恵子さんの著書をモチーフにしている。本作は各映画賞を総ナメにした。主演の岸井ゆきのがボクシングと手話を本格的に行っていて驚いた。日々不器用な人達が、ボクシングに没頭している時だけ真っ直ぐに生きられる。ラスト、ケイコがある人物と出くわした時に見せる表情が素晴らしい。
岸井ゆきのを通じてケイコの人生を見た気がする。
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