こんなん観ましたけど。

帰ってきました!

『女教師 汚れた放課後』。

女教師 汚れた放課後

 配信サイトで映画『女教師 汚れた放課後』(1981年、根岸吉太郎監督)を観た。

 高校教師・倉田咲子(風祭ゆき)はマリファナや売春で補導された野本スエ子(太田あや子)という生徒を引き取る。咲子は教育実習の時、トイレで覆面をした男に襲われた。そして、スエ子はその男(三谷昇)の娘だった。その後、咲子はスエ子から「強姦犯は父ではなく別の真犯人が分かった。」と聞かされたが・・・。 

 根岸吉太郎監督、田中陽造が脚本で風祭ゆきが主演なら面白くないワケがない。鈴木清順は本作を観て褒めていたとか。"聖職者"が持つ偽善性と人間の裏表を風祭ゆきが好演。この時代、風祭ゆきが演技と艶技でロマンポルノを支えていたのだ。とにかく出てくる男達が「中身空っぽなピーマン野郎」なクズばかり。だからこそ咲子やスエ子の持つ傷の深さが際立つ。

 真の"ぬくもり"を得て再出発をしたスエ子父娘に対し一人になった咲子が「寒い。」と、呟くラストに人生の悲哀が詰まっていた。