動画サイトで映画『極道戦国 志不動』(1996年、三池崇史監督)を視聴した。 
極道の家で育った不動力は、成績優秀な高校生で、九州仁王会不動一家の若頭を務めている。そして彼は、旧態依然としたヤクザの世界を崩壊させることを目的とする組織のリーダーというもう1つの裏の顔があった。

アレハンドロ・ホドロフスキー監督が絶賛した三池崇史監督作品。露悪的な残虐表現に一歩間違えればコメディになってしまう際々を攻めた演出が最高で面白かった。小学生ヒットマン、花電車で仕留める女子高生、吹き出す血しぶき、飛び回る生首。あかん事ばっかやってるw。ホドロフスキー監督が指摘する「昔と違って現在にはない自由。」が、当時の三池崇史にはあった。シーザー武志、新妻聡、高野拳磁と言う格闘技・プロレスファンへの目配りがされたキャスティングに唸ってしまう。

現在、巨匠扱いされて窮屈そうに見える三池監督には、再び自由を手にした表現をして欲しい。

