こんなん観ましたけど。

帰ってきました!

『ワイセツ家族 母と娘』

ワイセツ家族 母と娘 [DVD]

 U-NEXTで映画『ワイセツ家族 母と娘』(1982年、那須博之監督)を観た。

 東京の一等地に住む定年間近の大河原(汐路章)の資産を乗っ取ろうと愛子(森村陽子)とその母親である晶子(志麻いづみ)が家に転がり込み、さらにはホテル建設を目論む甥の三島夫婦(阿藤海、松岡恵美)までやって来る…。 

 那須博之監督のデビュー作品。製作の山田耕大氏の著書によると一本の作品の製作費2800万円で二本の作品を製作しようと企画。本作は500万円という低予算で製作された。 

 その後の那須博之作品につながるスラップスティックアナーキーな雰囲気が漂うが、ややまとまりを欠いていた。それでもサーキットの音を鳴らしながらの絡み、ホテル建設の夢を語る散策シーン、終盤の電飾カーが印象に残る。個性的な役者が顔を揃える中、圧倒的だったのは志麻いづみ演じる晶子の男を骨抜きにする妖艶さだ。